13Nov

今、美容と健康の分野で常在菌が注目を集めていますね。例えば、腸内の乳酸菌は有名な常在菌なので、知ってる方も多いかと思います。
お肌にも、肌を健やかに保つ常在菌が住んでいます。スキンケアも少しずつ、常在菌に着目したものにシフトしたアイテムが出てきていますよ~。
お肌を綺麗にしてくれる美肌常在菌って何?
「お肌の上に、菌が棲んでいる。」と言われたら洗わなくちゃ!いえいえ、菌は全てが悪い訳じゃありません。
私たちの肌が悪い菌から身を守れるのも、自然に潤うのも、お肌に住んでいる常在菌の働きが影響しています。
お肌の常在菌は、肌を弱酸性に保ち、悪い菌から守ってくれます。皮脂を分解してグリセリンを生成し、保湿してくれます。グリセリンは、化粧品にも配合される保湿剤です。
常在菌がバランス良く存在していれば、ある程度の外敵や乾燥から身を守れると言えます。
中には、「常在菌には紫外線A波を防止できるのでは?」といった研究もあるようで、常在菌はまだまだ未知の能力を持っていそうな存在なのです。人間の体は本当に良く出来ていますね。
でも、私たちの日々のスキンケアは、常在菌にとって決して優しいものではありません。手を加えれば加えるほど、自然にあるべき環境は壊れやすくなってしまいます(/_;)
常在菌の全体数が激減したり、バランスが崩れると、肌は乾燥しやすく、荒れやすくなるので、日々のスキンケアをちょっと見直してみるのもおすすめですよ。
日々やってしまいがちな常在菌死滅ケア。洗いすぎ。
綺麗にすればするほど良い!と思いがちですが、頻繁に洗浄剤で肌を洗うと、常在菌は流れてしまいます。常在菌だけでなく、肌を守る皮脂も、場合によっては角質細胞間の細胞間脂質もダメージを受けてしまいます。
洗いすぎは、肌荒れの要因を作っているようなものなので、ほどほどにすべきなのですが、ほどほどってどの程度だと思いますか?私の場合、石鹸を使って体を洗うのは週に1~2回程度で、後はお湯で丁寧に洗うだけです。
水で洗うだけでも、自然の汚れや菌はある程度流れてるように出来ているそうです。
洗えば洗うほど喜ぶのは、洗剤メーカーだけかも。。。(ただし、急に洗うのをやめると皮脂分泌の正常化が追いつかず、トラブルになることもあるので、少しずつ間隔を上けていくのがおすすめです)
洗浄剤の使用には、メリハリをつけるのがおすすめです。
化粧品の防腐剤で、常在菌が激減!?顔を防腐しているということです。
日々、私たちが肌に使う化粧品には、防腐剤が入っているものが多いです。シャンプー、ボディソープ、化粧水、乳液、美容液、クリーム、洗顔フォーム、ファンデーション。。。
良い菌だけ残して、悪い菌がなくなれば良いですが、そんな都合の良いものはないようで、使えば多少なりとも肌も防腐されます。特に気をつけたいのが、顔。使うアイテムも多いし、塗ったまま肌におく事も多いですよね。
不便になりすぎない程度に、少しずつ、防腐剤についても見直すのがおすすめです。個人的には、3年間も防腐するほどの能力が必要なのかなぁ?と思ったりしますが、化粧品には未開封状態で3年間保存できるものが多いです。
水分と栄養分が混ざると腐りやすくなるので、そういったアイテムは防腐剤が増える傾向にあります。例えば、固形石鹸は防腐剤のないものが殆どですが、ボディソープは防腐剤が入っているものが多いですね。
それぞれにメリットデメリットがあるので、自分にとって何が良いか?何が合うか?を考えて選びたいです。
美肌を育てる常在菌の上手な育て方
常在菌をバランスよく育てるには、「洗いすぎない。防腐剤を塗りすぎない。不潔にしすぎない。生活習慣を調える。」事がポイントです。
私たち女性は、
クレンジング
ダブル洗顔
化粧水
美容液
クリーム
ファンデーション
と、防腐剤を含む製品を多く使い、メイクをするため洗浄も多いです。
本来であれば、常在菌は洗い流されても暫くするともとの状態にもどると言われていますが、絶対数そのものが減少して戻るべき状態に戻らない女性もいるとか。
こうなってしまうと、素肌でいると雑菌が繁殖してしまう。乾燥する肌になってしまいます(T_T)
基礎化粧品を塗る量を減らしてみる。防腐剤不使用のアイテムを取り入れてみる。不要なアイテムを辞める。など、出来るところから変えてみたら、1年後には変化が見えるかもしれませんよ。
先日、HANAオーガニックが常在菌を育てるを1つのコンセプトとして新しくリニューアルするとの発表時がありました。常在菌に着目したアイテムが増えてきそうですね。
人間の肌については分かっていないことも多いですが、良くできていることは確かです。個人的には、肌のあるべき姿や機能を活かしてスキンケアするのが美肌への第1歩なのかな?と思っています。
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