15Apr

ロングUV-A対策をうたった日焼け止めが増えてきましたね。今年の私のロングUVA対策について考えをまとめてみたのでご紹介します。
また、素朴な疑問ですが、「ロングUV-Aの存在はもっと前から知られていただろうに、どうして最近になってこんなに騒がれ始めたのだろう??」と思い記事にしてみました。
最近、素直に化粧品会社の言うことを鵜呑みにできないひねくれた性格になってきています(笑)
UVAの75%を占めるロングUVAはお肌の大敵!?
紫外線には、UVC,UVB,UVAがあります。UVCはエネルギーがとても大きいですが、波長が短くオゾン層を通過できないので現在のところ無視されている存在です。オゾン層は大事にしないといけませんね(^_^;)
UVC<UVB<UVAの順で波長は長くなり、透過率があがります。すなわち、波長が長いほど体の奥に到達しやすいので「肌の奥まで届く!たるみなどの老化の原因になる!」と騒がれています。
一方で、UVC>UVB>UVAの順でエネルギーは小さくなります。UVBは波長は小さいけれど、エネルギーが大きいので短時間で肌の表面に炎症を起こすことができます。
UVAは肌の奥に届くけれど、エネルギーが小さいのでじわりじわりと影響を与えていくイメージです。
「日常生活の中で無理のない範囲&肌への負担が大きすぎない範囲&自分の求める美肌レベル」を考慮してUV-Aに対応していけるのが理想かな~と考えています。
ロングUVAとは??
UVAの波は315nm~380nmあたりで、その中でも340nm以上をロングUVAと呼んでいるのでUVAのほとんどがロングUVAですね。
※出典:ラロッシュポゼ公式HP
ということで、UVAの75%がロングUVAと言われています。更に地球に届くUVB~UVAの紫外線の中でもほとんどがUVA波です。
ほとんどUVAなのに、どうしてUVBを防ぐSPFばかりが注目されてるのかなぁとちょっと前は思っていました。(最近は、UVA対策にも力の入った日焼け止めが増えています。)
更に、ロングUVAが肌の奥に届いてたるみなどの原因になっていることはもう少し前から話題になっていたのに、今頃ロングUVA対策という名前で日焼け止めがどんどん出てくるようになったのはなぜだろうか~??
ロングUVA対策を出来る良い化粧品成分がなかったとか?と素朴な疑問が出てきて調べてみました。
エトヴォスのミネラルUVパウダーから見るロングUVA対策成分
今年発売されたエトヴォスのミネラルUVパウダーもロングUVA対応をうたっています。更にロングUVAよりも波長の長いブルーライトにも対応してます。
出典:etvos公式HP
でも、全成分を見る限り紫外線対策の目新しい成分はなさそう。
調べてみると紫外線散乱剤の酸化亜鉛にはロングUVAを防御する能力があるようなので、ミネラルUVパウダーのロングUVA対策のキモは紫外線散乱剤のミネラルかな?と思います。
マイカ、シリカ、カオリン、酸化亜鉛、炭酸Ca、硫酸Ba、セラミド2、セラミド3、セラミド6Ⅱ、α-アルブチン、加水分解ヒアルロン酸、カミツレ花エキス、アルガニアスピノサ核油、アサイヤシ果実油、ヒマワリ種子油、グリチルリチン酸2K、トレハロース、フィトステロールズ、トコフェロール、水添レシチン、ステアロイルグルタミン酸2Na、酸化チタン、水酸化Al、ステアリン酸、酸化鉄
マイカ、シリカ、カオリン、酸化亜鉛、炭酸Ca、硫酸Ba、セラミド2、セラミド3、セラミド6II、α-アルブチン、アルガニアスピノサ核油、フィトステロールズ(ダイズステロール)、水添レシチン、ステアロイルグルタミン酸2Na、酸化チタン、水酸化Al、ステアリン酸、酸化鉄
だとすると、従来の日焼止めでもロングUVAも防げてたんじゃないの~??なんて思ったりするのです。
紫外線散乱剤のコーティングとか粒子の大きさなどの工夫で紫外線防御の能力も変わるみたいなので、効果は違うかもしれませんが野放しってわけでもないのでは?と。。。
ラロッシュポゼがロングUVAの火付け役だろうか?
ロングUVAを検索していたら、敏感肌用日焼け止めクリームで有名なラロッシュポゼに関するページが沢山出てきました。ラロッシュポゼは梨花さんなどが愛用していることで日焼け止めクリームが有名です。
もしかして、ロングUVAの火付け役はラロッシュポゼ?と思いながら調べてみると、ロレアルがUVA対策の新しい紫外線吸収剤を開発してたんですね~。なるほど!(ラロッシュポゼは日本ロレアル ラロッシュポゼです)
従来のロングUVA対応の紫外線吸収剤は肌への刺激が強いので大量に配合できませんでしたが、ロレアルの開発した紫外線吸収剤は従来のものよりは安全だそうです。
新しいロングUVA対策成分を開発できたし、ロレアルが「UVA対策をガンガン押してくぞ~!」的な感じになり、化粧品業界全体がロングUVAと言い出した的な感じでしょうか。
紫外線吸収剤と紫外線散乱剤どちらを選ぶ?
どうやら、私がぱっと調べただけでも紫外線散乱剤でも紫外線吸収剤でもロングUVA対策はできそうです。
では、どちらを選ぶのか??
「肌への負担という意味では、紫外線散乱剤の方が軽い。紫外線対策効果としては紫外線吸収剤の方が高い。」というのが一般的な見解です。
となると、時と場合によって選ぶが正解!肌の状態にもよりますが、日常使いは、日傘に紫外線散乱剤。長時間の外出やアウトドアでは紫外線吸収剤を選べば良いのではないでしょうか?
あとは、仕上がりですね。最近は、随分改善されてきましたが、紫外線散乱剤は白くなりがちです。
どちらを選ぶにしてもコーティングのありなしなどの技術で肌負担・効果・仕上がりが変わるので、信頼できるブランドから選びたいところです。
まとめ
今年の私の紫外線対策くは「ロングUVAよりも更に波長の長い赤外線も100%カット」してくれるサンバリア100の日傘とミネラルUVパウダーをメインに過ごしていきたいと思います。
サンバリア100で直接波を100%カットして、散乱波や反射波はミネラルUVパウダーでカットします。
今年はサンバリア100の帽子も買いたいと思っています。気になっている方は、夏になると売り切ればかりで買えないので今買うのがおすすめですよ~。
日傘が差せないときや、がっつりアウトドアでの日焼止めクリームの候補にラロッシュポゼはありだと思っています。
関連記事
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。