4Nov
先日、テレビを見ていたら、愛用者の方が、「つけてもつけてもぐんぐん入っていくんです!」と化粧水の感想を述べていました。
油分は、肌に馴染みやすいですが、水溶性のアイテムが肌にぐんぐん入るのはちょっと怖いかも(;´д`)と思ったので記事にしていみます。
肌はそもそも水溶性の物質を簡単には通さない作りになっている
私たちの肌は、外部からの物質を体内に通さずに守る役割をしています。
角質層内部には、油分の層で水の層を挟んだラメラ構造があり、水と油のミルフィーユみたいな感じになっていて、水は油をはじき、油は水をはじき、肌の奥まで物質が浸透しないようにしているんですね。
また、油で水を挟み込むことで肌の保湿機能も担っています。
基本的には、肌には油の方が馴染みやすく、水は馴染みにくいので、化粧水がぐんぐん肌に入ることは普通はありません。肌が健康であるほど、バリアの機能が高いので水分の侵入は難しいとされています。
化粧水で肌を整えるとは、ごくごく肌の表面に水分を含ませて角質表面を整える程度のものをイメージして、私は使っています。
化粧水がしみ込むとはどういうことなのだろうか??
でも、何度も付けると化粧水しみ込むよね。消えるよね。しっかりしみ込ませてぷるぷるにする方がよいよね。私もこんなことをずっと思っていました。
世の中には、化粧水はしみ込めばしみ込むほど肌に良いという概念がスキンケアにはあり、パックなどで無理やり含ませたりすることも多々あります。
実は、長時間水につかるとお肌のバリア機能が緩み、水も侵入しやすくなりますが、大事なバリアを緩めてしまうことが良いとはいえません。バリアが緩むことで、肌の天然保湿成分が流れ出てしまっては本末転倒な気がします。
その他にも肌のバリア機能が低下していたり、肌のバリア機能を壊す成分が入っていたりすると、化粧水はよりしみ込みやすくなります。
中には、アルコールなどで蒸発しやすいようにして、しみ込んだように感じさせる化粧水もあります。
ぐんぐん化粧水が染み込むと喜んでいたけど、肌が不健康なだけだった!肌のバリアが壊されていた!ただ、蒸発してるだけだった!なんて、残念すぎますね(T0T)
「肌の美しさは肌の力で作る!化粧品は、ちょっとお手伝いする程度のもの」と思って素肌を育てるのが美肌への近道かなと私は思います(*^_^*)
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